戦略が無い時のチラシデザイン

チラシデザインを制作する上で大切なことは、ターゲットを明確にし、極力PRポイントを絞ってはっきりしたデザインを作成することであると思います。しかし、毎回しっかりとした戦略を立てることができるとは限りません。PRしたいことが複数出てしまうこともあるでしょう。そういう時はチラシデザインで、できるだけ読みやすいチラシにする必要があります。読みやすいというのは整理されているという印象を受けるかもしれませんが、整理されているからといって、チラシを全て読んで貰える訳ではありません。キレイに整理されたチラシでも、興味が無い内容であればチラシを読むことなく破棄してしまうからです。チラシにおいて読みやすいとは、読みたくなる要素が入ったチラシであると言えます。例えば、3つのPRポイントがある場合、PRポイントをキレイに3つ配置するのではなく、クイズ形式やアミダクジなどゲーム要素やプレゼント企画などを含めてみると、興味が無くても読みたくなる人が増えます。ターゲットや戦略が曖昧なチラシ制作をする場合、仕掛けとして考慮に入れておくと不足を補う効果を発揮することができるのです。
 チラシの印刷はコストが高く、無駄に印刷することは経営にとって大きなマイナスです。チラシデザインの制作工程で戦略を完璧にすることは難しく、むしろ戦略が足りないことが多々あります。しかし、足りないままのチラシ制作は効果が薄いので、チラシデザインの制作前に、PR戦略を客観的に見直し、足りない部分があれば仕掛けで補う事もチラシデザインの役割であります。

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